2017/10/07

久しぶりにはてなブログのアプリを開いて、下書きのところを見たらどこにも行けないまんま残ってる自分の言葉があった。

自分が書く文章、後から読み返すとなんか偉そうで好きじゃないことが多くて、読んだやつもそんなかんじだった。

でも、自分が忘れてた気持ちを見ることが出来るのは面白いし、その時辛かったことも案外忘れちゃうもんなんだなって思うと励まされた。

書きかけのものの続きは今の私には書けないから、これからもずっと下書きのままにしておくけど、とりあえず消さずに取っておこうかな。

2017/04/06

美容院で髪を切ってもらい、自分で爪を塗った。

見た目あんまり変わらないけど乾かすのラクになった&利き手じゃない、左手で塗った右手の方が上手くいった!嬉しい。

 

これからのこと、自分の中で、こうしたいなっていう思いが固まって、そっちに向かって動き出してる。自分のこと、自分で幸せにするぞ!

2017/04/02

春休み中、面白いもの何個か見たけど舞台も映画も感想書けないまま3月が終わった。めまぐるしすぎる、、、。

考えすぎて書き終わらないってもったいないし、ササッとまとめられるようになるのが目標。

 

就活に関しては、いろいろな情報とか、周りの意見が気にならないこともないけど、最近は少しずつ、自分だけは自分を信じてあげようと思えるようになってきた。

諦めが悪くて子どもっぽい性格のせいで必要以上に悩んできたけど、やる前に諦めるのは無理だから、精一杯やり切るぞ!

最近好きなもの(生活編)

まゆげ

どうせ切るなら一回美容院でやってもらおう!と思って極力のばしっぱなしにしてたまゆげ

一本一本が濃いのにまばらなのがコンプレックスで、それまでは結構なペースでいじってたけど、ほったらかしにしてたらわりといい感じに生えてきた

伸びすぎたところを切って、まゆ下を剃るくらいでいいんだな 発見

 

白い靴下と黒い靴

マイケルジャクソンの定番スタイルをパクることにした

靴下は無印の太リブが好きです、ルーズソックスほどずるずるでなくて細いやつほどしめつけない

靴はマーチンの3ホール

買いたてのニコアンドのスリッポンも履きたい

 

白のスタンスミス

ゲキ落ちくんなどのメラミンスポンジでこすると汚れが落ちる、というネット情報のもと、手入れした

マジで汚れ落ちる!

さすがにシワに入り込んだのはムリだったのでそれは味ということにした

100均で買ったのびる靴ひもに取り替えたら、脱ぎ履きがメチャメチャ楽、90cmだと短かったので120cmの方がいいと思います

 

クリーム色の方眼紙と青ペン

目に優しい気がする&なんとなくデキる人間になったつもりになれる

青ペンは、水性ペンの方が書くのは楽だけどみづらいのが難点

ゲルインクボールペンの方がやっぱりキレイ

後で読み返さないのは水性ペン、考えごとするときはボールペン

 

 

ハイバイ『ワレワレのモロモロ』を観た

 

9人の俳優が集い、それぞれの酷い体験をもとに脚本を書き、演じるというコンセプトの演劇。長さも舞台となる時代もまばらな8作品から成っている。
あくまでも実体験を「もとに」書いているわけで、フィクション部分の方が多いのかもしれないけど、「どこまでが本当の話なんだろう?」と気になってしまうくらい、壮絶な話のオンパレードだった。 

たとえば、1作品目の『ほほえみのタイ』はもちろん酷い体験ではあるけれど、オープニングにふさわしく、笑える酷い体験だった。役者さんのコミカルな演技も大きいけど。
もっとも笑えなかったのは「『て』で起こった悲惨」。ハイバイで起きたことを題材として扱っていることもあるし、その場に流れている空気が本気で気まずい。どこまで演出でどこまで演技か、その境目もどの作品よりもあいまいだった。
観劇した人の感想に、「岩井秀人が演じる岩井秀人」っていう言葉がちらほら見えたけど、そこがもっとも混乱したところだった。演出家さんってあんな風にめちゃくちゃなこと言うイメージ、あるもんなあ。岩井さんが実際にあんな風に怒っていても不思議ではない。
それにしても、自分がブチ切れてる作品を採用しちゃうのも、提出するのも普通無理だよ、すごいよ。面白い演劇を作ることが第一っていうぶれない目標があるからなのかな。

ホラーやサスペンスみたいな大げさな描写はないけど、どの作品にも日常の中の切なさや悲しみ、怖さ、痛みがあって、瞬間的にはものすごく笑ったりしつつも、終始ヒリヒリとした気持ちで見ていた。
「私演劇」と呼ばれるハイバイのお芝居は、リアルだからこそ目を背けたくなるようなところがたくさんあって、でも作る側がそこから逃げないからこそ面白い作品が作れるのかもしれないなと思った。

舞台も、組み立てられたセットはなく、プロジェクターと、四角い枠と、机と、小道具だけなのにそこにはちゃんと別々の世界があった。衣装を変えるだけでまったく別人に見えた。
そのことにすごく感動したし、それはとても「演劇らしい」と思えて、ドキドキした。

個人的には『きよこさん』が一番好きでした。女同士の友情と、周りからバカにされても変わらないきよこさんが素敵だった。「酷い体験」なはずなのにラストなんて感動で泣いちゃいそうになった。

 

追記
リンクの岩井さんのインタビュー見ると、俳優は役になれない、という風に発言されていたりするのでちょっと見方が変わってくる、、、。
時間の都合もあるけど、男性が女性を演じる時にメイクせずカツラと衣装だけなのもそのあたりが関係してるのかな。
http://www.performingarts.jp/J/art_interview/1108/1.html

『Vamp Bamboo Burn〜ヴァン!バン!バーン!〜』

『Vamp Bamboo Burn〜ヴァン!バン!バーン!〜』

作:宮藤官九郎
演出:いのうえひでのり

2度目の新感線。お知らせには「SHINKANSEN RX」の文字。調べたところ新感線の公演のロックバンドをバックにしたシリーズらしい。
公式ホームページを見ても、主演の生田斗真くんの役が平安時代から生きるヴァンパイアで、現代ではヴィジュアル系バンドマンであるという設定からは何もイメージ出来なかった。

そうして迎えた当日。
待ち合わせていた友達と合流するためにロビーに出たら、前からメガネをかけた吉田鋼太郎さんが歩いてくるじゃないですか!っていうか完全にレンタルおじさんの麻生さんじゃん!ナチュラルすぎて気づかなかったわ!となり、とりあえず友達に報告。
そして、開演前に行ったお手洗いから席に戻るとき、今度は岡田将生くんが!2度見どころか3、4度は見た。今度はまーちんかよ!と今ならツッコむ余裕があるけど、当時の私は、声は震えてもはや出ておらず、突然の『ゆとりですがなにか』ラッシュに手の震えがおさまらぬまま、開演を迎えるのでした。
あとあとツイッターを見たけど、その日は関係者ラッシュだったらしく、1階席ではみんなちらちらと後方の彼らを見ていました。

▼あらすじ
時は平安。藤原藤志櫻(生田斗真)は名家の生まれで、容姿端麗かつ武術にも芸事にも秀でており、欲しいものなら何でも手に入れてきた。しかし、そのトゥーマッチさゆえか、必死の求婚もむなしく、愛しのかぐや姫(小池栄子)は家来の蛍太郎(神山智洋)を選んでしまう。
身分の卑しい蛍太郎に姫を奪われ、納得のいかない藤志櫻は、他の貴族と結託して蛍太郎を殺してしまおうと企てるが、その矢先、竹林から現れた怪しい男に噛まれ、ヴァンパイアとなってしまう。
そして1,000年後、時は平成。不老不死の体でかぐや姫の生まれ変わりを探し続ける藤志櫻は、ヴィジュアル系ロックバンドのボーカル・TOSHIROとなっていた。
元沖縄系ヴィジュアルバンドマンで事務所の社長・照屋(橋本じゅん)や、藤志櫻を見守る占い師・マダムババ(篠井英介)、ヤクザや竹井京次郎(中村倫也)率いる半グレ組織も入り乱れて、事態はどんどん大きくなっていく。
藤志櫻は無事、かぐや姫の生まれ変わりと出会い、結ばれることが出来るのか?

▼演出について
まだ主役が出てくる前から、ガンガン歌が歌われるんだけど、「♪1,000年前から愛してる」というサビが印象的なメインテーマと、ヴァンパイアを抹殺する方法を研究するチーム保保肩のシーンで「♪あります あります 絶対あります」というメロディーが頭から離れない。責任とってサントラ作ってほしい。
それと、藤志櫻の合コンシーンやチーム保保肩のシーンではダンスもあった。
特に合コンの方は、斗真くんと神山くん(あとはダンサーの方だと思われる)によるバッキバキのダンスが見られる。斗真くんてジャニーズなんだよなとハッとさせられた。
どれが誰だか分かってなかったので、もう一回見れるなら、かぐや姫を惚れさせた蛍太郎のダンスに注目して見たい。
あと保保肩の時の中村倫也くんが死ぬほどかわいくて心の中でペンライト振った。
そして私が地味に感動してしまったのが、人気バンドマンである藤志櫻が、数々のワイドショーの取材を受けるところ。
「スッキリ!」ポーズならぬ「スッカリ!」ポーズや、「めざましジャンケン」ならぬ「めつぶしジャンケン」などが後ろのモニターにまるで中継されてるかのように映る。お金が掛けられるからこその演出だなあと思った。


▼登場人物について
人数が多いので、フライヤーに写真が載ってる人に絞ります。

▷藤原藤志櫻/TOSHIRO:生田斗真
散々手を挙げてアピールしておきながら、いざ当てられるとニヤニヤしながら「え?まろっスかあ?」と言うところに藤志櫻のウザさがよく表れている気がする。
ウザいし、腹立つけど、なんか許してしまうかわいさがある。彼のおっかけである看護師のサカエちゃんも、そうやって協力しちゃったんだろうなあと思う。
最初は歌とダンス以外はカッコ良くなかったんだけど(笑)物語のクライマックスに向けて、優しいところや先頭に立って頑張るところがカッコ良くて、最終的には好きになってた。
歌上手いし、踊れるし、顔芸もサイコーで、斗真くんの魅力が詰まってた。

かぐや姫/アリサ:小池栄子
彼女も彼女で、したたかだし、結構イタいかんじの女の子だったりする。アリサ=かぐや姫ではないんだけど、そこは2人に共通してる。周りを振り回し、高笑いをする彼女たちは爽快ですらあった。
でも、かぐや姫は蛍太郎、アリサは百ちゃんのこととなると途端に乙女になっちゃうのがカワイイ。結構引くぐらいメロメロだった。
最近活躍している女優としての顔と、昔の、バラエティタレントだったときの顔が見れてうれしかった。

▷蛍太郎:神山智洋
同じグループのメンバーがいない状況で舞台に立つのは初めてだったと思うんだけど、なかなかヘビーなことをさせられてて笑ってしまった。
家来という立場上控えめに見えるけど、実は藤志櫻ばりの自信家。私的にツボだったのは「隠しきれない爽やかさ!」です。天然なのか嫌味なのかわからないからタチが悪い。
久々に登場したかと思えばふんどし一枚だし、その溢れ出る色気で女性陣を魅了してしまい、眠っている間に身体中をベタベタ触られる。そして目を覚ました本人も、胸を揉んでかぐや姫かどうか確認するようなエロキャラになっていた!
かぐや姫に1番振り回されたのは彼かもしれない。
斗真くんのバックでバキバキのダンスを披露し、フェスの場面ではギターを弾いて登場したりと、何かとおいしい立ち位置だったなあと思う。

▷竹井京次郎/ヒメ:中村倫也
チンピラのリーダーやホストモードのときは
「はあ、、、イケメンすぎ、、、」
ヒメちゃんモードのときは
「はあ??????かわいい、、、」
と私の心を掴んで離さない竹井京次郎さま、、、。
彼がこの物語の鍵を握る役だからかもしれないけど、どのシーンにおいてもつい目を奪われてしまう存在でした。
アイドルではなく俳優さんでありながら、歌がめちゃくちゃ上手くて、童顔に似合わず歌声も話し声も低くて豊かな声でドキドキした。女はイイ声に弱いというのは本当ですね、、、。
一方で、ホストクラブの客であるサカエちゃんに巻き込まれてチーム保保肩の一員・ヒメとしても活動する京次郎。ピンクのフリフリ衣装が似合いすぎてて、名前を呼ばれるまで男であることに気づかなかった。
中村くんは『お義父さんと呼ばせて』で認知して、「へー、出るんだあ」くらいにしか思っていなかったんですが、本当にステキな俳優さんで一発で心を奪われてしまいました。来年の主演舞台も観ることを固く誓った。

▷照屋:橋本じゅん
出てきたら笑ってしまう俳優No.1は皆川猿時さんなんですが、この作品において安定感ある笑いを提供していたのは橋本じゅんさんではないかと思います。
芸能事務所(主力事業は泡盛)の社長にして、沖縄音楽とヴィジュアル系を融合したバンド、アグーのボーカリストだった経験を持つ照屋は、クセだらけのキャラの中でもバツグンに濃かった。

黒霧島粟根まこと
前回観た『乱鶯』ではとぼけた感じの幽霊の役で、それがすごくハマってたから、ヤクザの若頭である黒霧島が粟根さんだと言うことに気づくのに時間がかかった。
冷酷で計算高い黒霧島は、この物語の中では珍しくツッコミ役でもあるんだけど、チーム保保肩の面々に乗せられて「♪あります あります」を歌って報知プレイをくらうというオチに使われたりもしてた。

▷サカエ:高田聖子
藤志櫻の熱烈なファンであるがゆえに、彼のために勤務する病院から輸血用の血を持ち出してしまったり、藤志櫻からほったらかされて寂しくなるとホストクラブに入り浸って京次郎に高いシャンパンを入れたりと、見ていて1番切なくなるキャラだった。「気をつけないとわたしもああなるかもしれない・・・!」という危機感を覚えた。
「かわいそうなサカエちゃんだね」という京次郎さまのイケメンボイスが存分に楽しめるセリフは彼女に向けられているのでちょっとうらやましくもある。
道を外すことはあったけど、藤志櫻への思いはまっすぐ持ち続けていたのが印象的だった。

▷マダム・ババ/篠井英介
現代演劇の女形として活躍されてきた方なので、女装が似合うのは当たり前とも言えるけど、マダムの衣装はかなり派手。それも、美輪明宏さん的な派手ではなく、きゃりーぱみゅぱみゅかっていう原宿kawaii的な派手さでして、でも篠井さんはそれを見事に着こなしていらっしゃいました。
衣装はふざけたように見えるものの、マダムは平成を生きる藤志櫻にとって1番の理解者であり、支えとなっている存在。藤志櫻のそばに居てくれると頼もしいなあと思いました。

▼まとめ
「新感線×クドカン!!!推しの神ちゃんも出るし、主演が斗真でヒロインが小池栄子なら行くっきゃないでしょ!!!!」と意気込みつつも、半ば諦めてて、でもダメ元で申し込んだチケットが当たってていけたこの公演。
結果、本当に観て良かったなあと思える作品でした。

前からテレビで観ていた斗真くん、小池さん、神山くんの役を見ていて感じたのは、役者さんが積み上げてきたものや、一般には知られていない特技があの作品の中に詰め込まれていて、観るとその人の魅力が伝わってくるようにキャラクターを作っていったんじゃないか、ということ。
藤志櫻は斗真くんに当て書きした役だそうなので、他のキャラクターもそうやって作られたのかもしれない。
私が竹井京次郎にこんなにも惹かれているのも、竹井京次郎という役に、中村倫也さんの魅力がこれでもかと詰め込まれているからだと思う。
『ゴーゴーボーイズ、ゴーゴーヘブン』もそうなんだけど、脚本や演出をする方の、役者さんに対する敬意や愛情が感じられる作品ってすごく好きだなあと感じました。

今回、友人と観に行けたことが嬉しかったので隙あらば小ネタの数々を使いたいと思います。
また、収録入ってたそうなので、1000年といわず、なんとか1年くらいでソフト化してほしい。サントラもつけてね!

『ビニールの城』

『ビニールの城』

作:唐十郎 演出:金守珍
監修:蜷川幸雄

 

▼あらすじ
腹話術師の朝顔(森田剛)は、居なくなってしまった相棒の人形、夕顔を探していた。ある日、彼は神谷バーで、アルバイトとして働くモモという女(宮沢りえ)に出会う。彼女はかつて朝顔のアパートの隣の部屋に住んでいたと言い、朝顔に会いたかった、自分を助けてほしいと懇願するが、生身の人間が苦手な朝顔の態度はつれない。そんな中、モモの夫である夕一(荒川良々)は、実は朝顔のことを愛しているモモに自分を見てもらうため、自分は夕顔であると主張するようになる–。


自分であらすじ書いてみたけど、全然意味わかんないぞ・・・。でもこれは私の文章力のせいだけじゃない。本当にこういう話なんです。

この作品を観たのはもう1ヶ月以上前になるけど、真っ先に思い出すのは「カミヤ・バー」のセット。
レトロなカウンター席と、足下に浅い池か大きな水たまりのように水が張ってあるテーブル席。その水がすごくきれいで、でも、違和感に気味が悪いとも思う。
実際の神谷バーには、少なくとも今は、水なんて張ってない。ラストでモモがこの中へ消えていってしまうことから考えても、ただなんとなく張ってある訳じゃないはず。ここから先は、私なりの推測です。

この物語の中でたびたび登場するのが、タイトルにもなっている「ビニール」、神谷バーの看板メニューである「電気ブラン」、朝顔が腹話術の人形を称する「遠くから来た」という表現、そして「水」。

▷ビニール
モモが自分から被ったり、顔をうずめては「苦しい」と叫ぶビニール。
モモが仕事仲間のリカに「ビニールの城のお姫さま」とからかわれたことからも分かるように、このビニールはビニ本(今でいうところのエロ本)にかけられたビニールであって、モモが囚われ続けているものでもあるし、朝顔とモモの間の超えられない壁でもあるのかもしれない。
朝顔は、ビニールの掛けられていない生身のモモを、受け入れることが出来なかった。

電気ブラン
電気が走るように強く、安くてすぐ酔える酒。
この作品の中では、変なことを言い出したら「電気ブランの飲みすぎですよ」と言われたりしていることから、気が狂っているのをごまかすためにとりあえず電気ブラン飲んどけ、飲ませとけ、みたいな使われ方をしているように思う。
電気ブランを飲んだ朝顔が、そのアルコールの強さに体が痺れさせるところで、光がチカチカ(爆竹みたいなのが鳴ってた気すらする)して、ゴリゴリのハードロックなBGMが流れた時には「そ、そこまでやる・・・?」とちょっと笑ってしまった。
物語とは関係ないけど、朝顔を演じた森田剛さんはめちゃめちゃにお酒弱いから、きっと一杯も飲めないんだろうなあとぼんやり思った。

▷遠くから来た(人/女)
朝顔は腹話術の人形を「遠くから来た人」と呼び、夕一は朝顔にモモのことを語るときに「遠くから来た女」と呼んだ。
恐らくだけど、「遠くから来た」というのは「生身でない」という言葉とほぼ同じ意味を持っているんじゃないかと思う。

▷水
私の解釈では、水はもう一つのビニールなんじゃないかと思う。それっぽい描写は下の3つ。
①モモがカミヤ・バーにいるとき、長靴を履いて、金魚の入った小さな水槽を斜めにさげ、カウンターでの仕事が終われば水の張ったテーブル席へ向かう。
②モモが言づけをした昼顔という人形が水槽の中に入れられた。(この前にも、水槽に潜ったリカが「ビニールの城が見えた」と発言している)
③モモが最後に消えて、そしてまた現れるのが水の中。

朝顔、モモ、夕一の3人は、最後までお互いを分かり合うことはない。それぞれの愛情は空回りして、そのうちにモモは水の中のビニールの城に捕らわれて、物語は終わる。
最後のモモのシーンとか、かなりファンタジーなところがあるなあと思ったし、セリフはよく意味がわからなかったし、元がアングラ演劇なこともあって、全体を通して薄気味悪い印象を受けた。
でもこうして戯曲を読み返して振り返ってみると、面白かったなあという感想が残る。意味のわからなかったセリフも、文字で、自分で読んでみると、なんとなくすっと入ってくるようで不思議。
気味は悪いけど、嫌ではない、ヘンな作品だったなあと思う。